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「粋」であるということ

「粋」(いき)
語意・・・ 気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。「―な姿」「―な柄」「―な店」⇔野暮(やぼ)。

粋を枠と読み間違えてしまうほど廃れてしまった日本の美学。
ごちゃごちゃ飾らず、身の丈を知った服装をし、わざとらしさのない素敵な生き方。

 蕎麦につゆをたっぷりつけないで食べるやせ我慢的なところもある。

 ちょいワルオヤジ全盛のいま、あえてチョイ粋オヤジでありたいと思う。
 グラスを持つ姿に色気があったり、歩く後ろ姿がすっとしていたりしたい。カサブランカのボガードや椿三十郎の三船のように。

 金沢のとある塾長さんは、生徒用に古伊万里の湯呑みを使っている。「本物見せないといい眼が養われない。俺は金はあまりないが心は豊かでいたいんだ。」とのこと。粋な人だと思う。

 中身の薄さを装飾品でごまかそうとする若者の悲しさよ。
 もっと粋でいなせな人になりなさいな。

 お手本は全て落語にあるから。
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  by kubogon | 2007-01-30 16:29 | 教育

「孤高」

「孤高」(ここう)
語彙・・・俗世間から離れて、ひとり自分の志を守ること。また、そのさま。「―を持(じ)する」「―な(の)人」

 年とともに友人とつるんで遊ぶことが減ってきた。というより、遊ばなくしていると言った方がよいかもしれない。
 先日、小学校時代の友人と飲んだところ、「おまえ、友達なんて必要か。」と聞かれた。
あ、こいつ、やはり同じこと考えてるなと思い、「一緒に遊んだり、グチ言い合うような友達はもういらない。数年に一度ぐらいしか会わなくても、そいつが存在することで自分がインスパイアされるような人生のライバルに近い友達ならいる。」と答えた。
 そいつは満足そうに「うむ。」と軽くうなずき、また酒を飲み始めた。

 人生半分終わってみて、まだまだやってないことが多すぎる。どこまで登ればいいのか分からないが、己の脚でその頂を極めたいと思う。
 誰もいない頂上は寂しくて気持ちがいいだろう。
 どうせ死ぬときは独りだ。気高く強く生きてやれ、と思う。
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  by kubogon | 2007-01-29 14:47 | 教育

「垂乳根の」

「垂乳根の」(たらちねの)
語意・・・「母」あるいは「親」にかかる枕詞。

 短歌には特定の語句を導く枕詞(まくらことば)と言う五音のことばがあります。基本的には意味はなく、リズムを整えるためなどに用いられます。
 この「たらちねの」は、最も有名な枕詞の一つで、その字から分かるように、母乳で多くの子供を育て続けてしぼんでしまった母の胸を表します。

 私の好きな短歌でこの枕詞を用いたものに下記の歌があります。

 「たらちねの母がつりたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども」

そのまま訳すと「年老いた母がつってくれた青い蚊帳はたるんでいたけど、その下で私はすがすがしい気分で眠れました」という意味になります。

 この歌の背景を想像するとかなりグッときてしまいます。

 久しぶりに田舎に帰省した息子。
年老いた母は息子との久しぶりの再会を大いに喜び、息子のために村に一軒しかない雑貨屋へ赴き、蚊帳を新調することにした。
 息子の来た日、新品の青い蚊帳を懸命にぴんと吊るそうとするが、年老いて力の弱った母はなかなか上手く張れない。
 「お母さん、俺、手伝うよ。」「いいんよ、あんたは向こうで休んどって。母ちゃん一人でできるさけ。」
 そんな会話を交わしながらもどうにか蚊帳は天井から吊るされることとなる。
 結局はたるんで不恰好になってしまった蚊帳だが、息子は母の思いの深さを感じ取り、その下で深い眠りにつくのであった。

 以上が私の頭に浮かんだイメージです。いかがでしょう。
たった31音の中にも素敵なドラマがあるものですね。
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  by kubogon | 2007-01-23 16:27 | 教育

「潔い」ということ

「潔い」(いさぎよい)
語意・・・心やおこないにやましいところがない。汚れがない。卑怯な点や未練がましいとろがない。思い切りがよい。

 人の生き方として美しいことの一つに「潔さ」があります。

 悪いことは悪いと素直に認め、ウソをつかずに真っ直ぐに生きる。
 
 単にあきらめが早いというのではなく、己の分を知っているということでもあります。

 最近の政治家など見ていると、いつもいいわけばかりで、自分の非を全く認めようとしません。
 紅白のDJオズマの問題より、必要もない事務所費をごまかそうとしている政治家の方が、子供の教育には圧倒的に悪いでしょう。
 裸はそれ自体に非はありませんし、いやらしく思う気持ちが悪いのですからね。

 ある統計によりますと、一日に一度もウソをつかない人間はほとんどいないと言います。

 そんな時代だからこそ、常に「潔く」ありたいと思うものです。
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  by kubogon | 2007-01-22 17:34 | 教育

「慈しむ」ということ

「慈しむ」(いつくしむ)
語意・・・目下の者や弱い者に愛情を注ぐ。かわいがって大事にする。

 世の中にはいろんな愛が満ちあふれていますが、その中でも純粋に美しい愛の形として「慈愛」と言われるものがあります。

 親が子を、ご主人がペットを、医者が病人を、若者が老人を思いやる愛情などを指します。

 損得抜きで、相手を幸せにしたいと願う想い。
それが「いつくしむ」ということなのです。

 もちろん、そのためには自身が強く大きくなる必要があります。人が強くなる意義は、この慈しむ心を持つために他ならないと思います。
 いつも心に大きな海や空を持ち、ふんわりと人を包み込める人間。
みんながそんな人になれたら、世界はもっと温かくなることでしょうね。
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  by kubogon | 2007-01-22 14:57

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